我々は、独自の有機ナノ粒子の作製手法である『再沈法』(図上部)を用いて、自由自在のサイズ・形状でナノ粒子を作製している。例えば同手法によって作製されたナノ薬剤は薬物分子だけで構成されるため、一般的なキャリアを用いた場合とは異なりキャリアによる副作用の心配がなく、含有薬物量が圧倒的に多くなるため効率的な治療が期待できる(図左下)。さらに、金属を一切使用しない有機材料が、従来では考えられない、電極活物質・電極/光触媒などエネルギー(創・蓄・変・活)機能に繋がることも見出している。