Members
教授
亀岡聡
講師
藤田伸尚
Keywords
  • 準結晶
  • 触媒
  • 格子欠陥
  • 価電子帯構造

担当専攻 院工 材料システム工学専攻 物質構造評価学講座
Web Site https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/kameoka/

準結晶の合成と構造解析および金属学に基づく触媒機能設計

準結晶合金と合金触媒を主とした基礎研究および材料開発を行っています。準結晶関連では、新しい準結晶合金や単準結晶の合成、準結晶と類似した骨格構造を有する近似結晶の構造解析、構造転移メカニズムや構造数理などの基礎研究と並行して、準結晶を前駆物質とする触媒や準結晶分散型の高強度Mg 合金などの材料開発を進めています。最近では、Cd-Mg- 希土類系で新種の近似結晶を発見しました。
 一方、合金の電子構造および微細組織の制御といった金属学的な手法による新しい触媒材料の設計開発も行っています。例えば、1.) 枯渇が危惧される貴金属資源の代替として価電子帯構造制御による新しい合金触媒の設計を進め、一部の反応においてPdの触媒機能をCuNi 合金により創出することに成功しました。また、2.) 組織制御した合金にリーチングもしくは酸化?還元による“自己ナノ組織化”を促すことで触媒機能の向上を図る新しい合金触媒調製プロセスを開発しました。

研究テーマ

©IMRAM Tohoku University