Members
Keywords
  • 超臨界水
  • 超ハイブリッド
  • ナノ材料
  • プロセス工学

担当専攻 院工 化学工学専攻 反応分離プロセス講座
Web Site http://www.wpi-aimr.tohoku.ac.jp/ajiri_labo/

超臨界水による革新的ナノ材料創製:その学理と応用展開

超臨界状態では水と有機物が均一に混じり合うことができます。この超臨界水の特徴を利用すると、表面が有機修飾された金属酸化物粒子を合成できます。現在、その合成機構の解明とプロセスの高度制御化に取り組んでいます。有機修飾された金属酸化物粒子「有機・無機ハイブリッドナノ粒子」は、有機溶媒に高い親和性をもつため、超高濃度分散が可能になります。セラミクス質量分率80%以上でも流動するフルイディックセラミクスもその一つです。分子のようにふるまうナノ粒子を扱うための「新科学」の創製に挑戦しています。また有機修飾でナノ粒子の成長方向を制御すると、活性面のみが露出した超高活性ナノ触媒を合成することができます。このナノ触媒は低温でも非常に高い活性を示すことから、これを使って、今まで不可能とされてきた低温廃熱の高エネルギー変換(エクセルギー再生産)プロセスを開発しています。

研究テーマ

©IMRAM Tohoku University